« 2016年9月 | トップページ | 2016年11月 »

2016年10月

雪の報せ

Cymera_20161024_100536

昨日・・とうとう紋別にも初雪が降りました。。。

そんな美しくも寂しげな午後

悲しい知らせが届きました

歌手の横内淳さんの訃報です

自分の音響を気に入っていただいて

「専属でやってもらいたい」と言っていただいてから

長い事かわいがっていただきました

心臓の持病がおありで 

最近特に舞台袖でも椅子に座らないとならないような状態だったので

この11月にもひかえている2本の現場にむけて・・

心配していた矢先のことでした

昨年のディナーショーも 舞台を降りたらその場で倒れてしまうのではないかと思うほど

辛そうなご様子だったのですが

本番のステージではどこからそんな力が・・・と思えるような

まさに舞台根性の真髄を見せていただきました

演歌を歌うために生まれてきたような方でした

最高の技術と情熱を持った歌手であり 作り手でもありました

亡くなる前日まで ご自身の横内艶歌塾で指導されていたとのことですが

まさに演歌一代 愛してやまない歌に すべてを捧げた人生を全うされたのですね

お酒を飲めない先生ですが 朝までニコニコとお付き合いされていた面影が浮かびます

義理 人情 浪漫 

今では時代錯誤と言われるような言葉だけど

僕等はそういう筋の通った大人達から 実に多くの事を学んできたのです

横内さんがいなくなり 何かひとつの時代が幕を降ろしたような

そんな喪失感が胸を締めつけます

本当に 本当にありがとうございました

横内さんは歌の神様になったんだと

自分は 思うことにします

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

大人の純愛

Cymera_20161018_195731

「運命に、似た恋」

見てます。。。

自分 知世ちゃんファンですから

点数が甘いのかもしれませんが

面白いです。。。(笑)

どちらかというと女性向けコミックのようなテイストだし

キャスティングが違っていたら 見ていなかったかも…

でも…まあ そんなものでしょう?

きっかけは何であれ 楽しめるものに出会えたことは幸せだわ

脚本は北川悦吏子さん やっぱり上手いね~


若い頃好きだった人の 最近の作品を見るといつも思うことだけど

中でも彼女の場合は特別に 少女の頃と何が変わって 何が変わってないか

みたいな見方をしてしまう

それは 見かけのことじゃなくてね 

その人がまとっている雰囲気と言ったらいいかな

自分の感覚を見つめ直すことでもあるんだけど

その人の どこをどんな風に捉えて好きだったのか と考えてみた時に

見えてくるものがあってね

そこが変わってなかったら 

安心するというか…

仮にしわしわだっていいの

(あ!彼女がしわしわって事じゃないよ)

また好きでいられるんだよね

そういう意味で彼女は変わっていなくて

やっぱりいいな と思わせてくれる

いい年齢の重ね方をしてるな と思わせてくれる


役柄はバツイチ 子持ち

しかも駄目な元夫に いまだに迷惑をこうむっている

仕事終わりに飲むビールが好き

という どこにでもいる感じの40代半ばの女性

そんな彼女が恋をする。。。

知世ちゃんっぽくない役だと思うわけよ 普通に考えたら

でも 淡々と無理せず演じてる彼女を見ていると

何故かどんどんはまってしまうわけ

ファンだから当たり前っちゃ当たり前だけど(笑) 

高校生の息子と言い合いになって

「こっちはあんたの為に一所懸命に働いてるのよ!」なんて言う場面があるんだけど

こんなセリフ それこそ知世ちゃんっぽくないでしょ?

一番印象的なのが 彼女が息子の進学の為にコツコツ貯めていた貯金を 

盗み取ろうとした元夫を前に さめざめと泣くシーン

「最低じゃない!」って叱責するんだけど まったく迫力なくてね

それを上手じゃないという人もいるとは思うけど

自分は ハッとしたね~ 

そうか知世ちゃんみたいな人は 叱責して泣く時も

こんな風に儚げに泣くんだ! 

そうだよ!みんながみんな 映画やドラマみたいに

迫力満点に上手に泣くわけじゃないものね

(これもドラマだけど・・・(笑))

優しい人って 現実のハードな場面でもこういう風に泣くんだ!ってね

上手に泣かない方が 逆にせつなさ増すというか

しつこいようですが ファンだから(笑) そう思うのかも知れないけど

どっちにしたって 知世ちゃんの芝居ですごく大切な事に気が付いた事に変わりはなく

自分にとっては大きなヒントをいただいたわけです。。。


「運命に、似た恋」

今回はぐっと切なさが増した回だったなあ

第4話にして タイトルの意味が少し見えてきたりしたしね

あえて「運命に似た・・・」って言ってる意味とか






写真のオーデコロンは

知世ちゃんのファンになった頃 よく使っていたもの

これは現代版に少しアレンジされたものだけど

変わって欲しくないところは 変わっていなくて

シュッと吹きかけると 

当時 自分が彼女を通して求めていたもの

その清廉さみたいなものに対する憧れを

ほんのりとした感触で思い起こさせてくれる

いつもではないが

無性に欲しくなる時があって

今もそばに置いている

| | コメント (2) | トラックバック (0)
|

幸せの根っこ

Cymera_20160918_173946

ふたつの島影を浮かび上がらせる日本海の夕日

1年前にスタートした「カーナビラジオ全道キャラバン」

ラストを飾る道北編の初日は羽幌町からの中継だった。。。

かつて当たり前に見ていた風景だが

今回は少し遠くなった気がして 

 (もちろん実際の距離ではなく 心情的な距離感なんだけどね。。)

しばし車を停め 穏やかな海を眺めていると

何だか不思議な気分が沸き起こってきた

不思議な気分…というのは

この町を離れて もう随分と経つわけだし

親しい身内も居なくなったわけだから

もう少し強い疎外感というか 喪失感みたいな感情が

全面に込み上げてくるのかと思いきや

全く逆の感情が 寒流と暖流が混ざり合うようにウネリ出したから…

窓を開けエンジンを切って耳を澄ますと

例えば身体半分パラレルワールドに入って

少年の日の皮膚感覚だけが蘇ったような

あるいは 魂だけがタイムスリップしたような 

そんな現実離れした 懐かしい感覚に包まれて

どこか「こそばゆい」違和感を感じてしまったんだよね

その皮膚感覚が伝えてくるのは 

これがまた どれも優しい優しい肌触りで

あらためて本当に幸せな少年時代を過ごさせてもらったんだな~と

思いもよらず しんみりと思い知らされてしまったのです。。。


クロスライブ用にまっちゃんが書き下ろして 最後に二人で歌った「宝物」

あの歌と同じ匂いのする 僕たちの少年時代

大人達の苦しみ哀しみ ささやかな悦びの中で

貧しいけれど豊かに育まれた僕等も

今は随分いい年になった

そして幸いな事に

あの日胸いっぱいに吸い込んだ 一番大切なものだけは

失わずにここまで生きてこられたと思う

それだけは 何を失っても最後まで心の支えになるはずだ

幸せの根っこみたいなもんだからね。。。


エンジンをかけて 車のウインドウを閉め  再び走り出したら

一瞬で掻き消えてしまうような感覚だけど

現実社会の中では 歌にでもしないと

すぐ忘れられてしまうような 遠慮がちな感触だけど。。。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

« 2016年9月 | トップページ | 2016年11月 »